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今回は、ノロノロぐずぐずの台風に、たくさんの被害が出ましたね。
東北大震災の津波の後を彷彿とさせるような映像に、背筋が寒くなりました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被害に遭われた方々が、一日も早く日常を取り戻せることを心からお祈りしています。

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むくの去勢手術当日。

静岡は、台風の直撃を免れたものの、どんよりと曇り空。

時折、ものすごい豪雨になったりもしていた。


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去勢手術当日はAM6:00以降絶食との指示を受けていたので

AM5:00起床で、むくに朝ごはんをあげた。

雨の合間を見て、病院へ連れて行きたい私とドナルドは

バタバタと家事を済ませて、雨の様子を見ながら出発時間まで待機。

いつもと違う雰囲気に、何かを察知しているかのような様子のむく。

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あ、そうそう!今のうちにキャリー出さなきゃね。

と、いつものように、キャリーの蓋を開けてリビングへ

むく、覚えてるだろうか…

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どうかな?

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気付いたかな?

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キャリーだってバレるとまずいわよね。

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あら。失敗?

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そうだ!中に入るんだぞ!むく!

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って、なんでそんな遠回りをするのよ。

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だから、にょーんはいいんだってば。

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あ?

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(゚∇゚ ;)ばれた…

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Σ( ̄ロ ̄|||)マジで?

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ふぅ…って、なんなのそのひと仕事終えたみたいな顔は!

はぁぁぁぁ、やっぱりダメか…( ̄_ ̄|||)

と、しばらくキャリーを放置していると、

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あ、そら。

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いいぞ!後ろでむくが見てる!

そのままキャリーに入ってみて!

そしたら、むくも入るかも…

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え?

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うん、入ってみて!

っていうかさ、私こっちなんだけど。

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||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||||||||||||


もうちょっと協力してくれてもいいぢゃん…

それとも、そらもキャリーのこと覚えてるのかしらね?

結局、キャリーには誰も入ってくれないまま、出発時間に…

ここからが戦争だった。

むくを抱きかかえてキャリーに入れ、蓋をしようとすると逃げる

追いかける

捕まえる

むくを抱きかかえてキャリーに入れ、蓋をしようとすると逃げる

追いかける

捕まえる

なぁんてのを何回繰り返したかしら?

結局、むくをキャリーに入れるのに15分くらい掛かったわ。

たぶん、知らない人が見たら虐待に見えるんじゃないかしらってくらい、

最後は強引にキャリーに押し込んだわよ。

もうね、病院に行く前から、体中は傷だらけ。

ちょうど、雨も降っていなかったから、キャリーに入れたらすぐに出発。

そして、キャリーに入れられたむくは、かなり不満げ

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そうね。でも大事な手術だからね。がまんしてね。

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うん。ひとごとだけどさ。

むくに元気で長生きしてもらうためだからね。

なんて、言い聞かせながら病院へ到着。

土曜日の病院は、患者さんがいっぱい。

体重測定と血液検査で1時間近くかかったかな?

むくの怖がりな性格のおかげで、検査は滞りなく終了。

検査中のむくは、ずーっと固まったままだった。

そして、血液検査も異常ないことも確認できたところで、先生から

「マイクロチップはどうしますか?」

と聞かれた。



キターーーー!



ずーっとドナルドが首を縦に振ってくれなかったマイクロチップ。

先生の説明でなんとか了承してくれないかと思っていた私。

マイクロチップの重要性や副作用もないなど、一生懸命説明してくれる先生に、




異物を体に入れるのはダメです



と、あっさり返事をしたドナルド。。。。


|||(-_-;)||||||


やっぱりダメだったか…。

先生も、それ以上は強く勧めることもなかったため、

そらに引き続き、むくもマイクロチップは入れない事になった。


迷子になるようなことがあったら、絶対にドナルドに探してもらうんだからね!

(`-´メ) ふんっ!


でも、愛情の形が少しだけ違うだけで、むくを大事に想う気持ちは同じだからね。

ま、いいか…(あんまり良くないけど)



さてさて、怖がりで、すっかり萎縮してしまっているむくを、

後ろ髪を引かれる様な思いで病院に預けてきた私とドナルド。

むくのいない夜、そらの取った行動に少し考えさせられることがあったんだけど、

それはまた次回ね。。。



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