いつも会社から帰宅して、洗濯物を取り込んだ後、
ベランダに設置してある椅子でほっと一息つくのが日課な私。
数年前から海でのルアー釣りをしている私は、鳥を見るとずーっと目で追うのが癖になっていて
昨日もいつものようにベランダで一息ついて、ふと空を見ると
そんなに高くないところにトビの姿を発見。
ゆっくりゆっくりと輪を描いて飛んでいる。
「トンビがくるりと輪を描いた~♪」って歌があるけど、まさにそんな感じ。
「こうやって上昇気流に乗って、上がっていくのね~」
な~んて思いながら、のんびりとトビを見ていた。
しばらくボーッとトビを眺めていたけど、なんかおかしい。
「あれ?上がっていかないなぁ…。」
トビはゆっくりゆっくり、私の住むマンションの周りを飛んでいる。
「だいたいこういうときの鳥って獲物を狙っているんだよね。ってことは、下に獲物がいるとか?」
と階下を眺める。
そもそも、人間はトビほどの視力を持ち合わせていないから見たってわからないけど、
トビが急降下しないってことは、階下の獲物じゃないってことかなぁ
「え?じゃあこのトビは何を狙ってるんだ?」
とっさになんだか嫌な予感がして回りを見渡すと、獲物が…
確実にそらを狙っているかどうかはわからないけど、
おそらく、人間の私がいるので様子をうかがっていたんだと思う。
ゆっくりと輪を描きながら、だんだんマンションに近づいてくる。
と、そこへ同居のM氏が帰宅。
私;「さっきからトビがずーっとマンションの周りを回っているのよ」
M;「へぇ。何してるんだろ?」
私;「そらを狙っているように見えるの」
M;「・・・っ!マジで?ホントかよ」
と、飛んでいるトビを見るM氏
M;「ホントにそらを狙ってるみたいだな…」
私;「家の中に避難させたほうがいいわよね」
人間がいるから大丈夫と、のんきに話をしていたら、
突然、マンションをかすめるようにトビが飛んできた!!
M;「そら!家に入るぞ!早く!早くしろ!」
現状がまるでわかっていないそら。
ベランダをかすめたトビにも、まったく危機感を持っていない。
一方、一瞬にして血の気が引いた私達。
急いでそらを抱きかかえ、家の中へ。
すると
この状況で草を要求すんのか
当然、ねこ草をあげている余裕などなく、
完全に日が落ちるまで、そらをベランダへ出さないようにした。
むくをそろそろベランダパトロール隊に加えようと思った矢先の出来事だったので
むくのパトロール隊への加入は当面見合わせる事で決定。
そして、あとには私の素朴な疑問が残った。
私;「そらの体重は5kgもあるのに、トビは、そらを持ち上げられるのかしら?」
M;「はははっ…。ムリかもな」
ははは…、そらごめん。
でも、ほんと笑い話で済んでよかったよ。
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